すそわきが重度の場合の手術内容と、中度の治療内容と費用

ワキガで悩んでいる人は、「すそわきが」も併発していることが多いといわれています。
すそわきがは鼻から遠い場所にあるということで自分で気が付く人は少ないと言われ、ある調査機関による統計で、「言えずに我慢している。」という結果が約70%でした。
誰にも言えない、デリケートゾーンの悩みを抱えていませんか?

ワキガ体質の方はすそわきがになる可能性も

ワキガの原因に関係するアポクリン腺は、ワキだけでなく陰部や乳輪にもあります。
基本的には的に「すそわきが」は「わきが」と同じで、外陰部にあるアポクリン腺から出る汗がニオイの原因です。
「わきが」と同じようなニオイで、陰部からのにおいは「外陰部臭症」と言い、「すそわきが」と言われています。

基本的に、すそわきがの治療は、「アポクリン汗腺」の働きを弱めるか、除去する方法があります。
すそわきがの臭いは、アポクリン腺から分泌される汗が、皮脂と混ざり合い、菌によって分解されることで発生します。

臭いの原因であるアポクリン汗腺の働きをおさえるか、除去することで、すそわきがを治療できるというわけです。
治療法は大きく分けて、メスを入れて手術を行う方法と、切らずに行う方法のふたつがあります。

すそわきがの効果的な改善方法として手術がありますが、現在の手術は昔よりも医療技術が発達したので、程度により様々な選択肢が用意され、切らない手術法や、切開の方法も様々です。

すそわきが治療の手術代と健康保険適用の有無

すそわきが治療は保険適用可能な手術は、かなり少ないのが現状です。
今、主流の手術では、基本的に全額自己負担になるのが一般的でですが、症状によっても異なる場合がありますので、料金は病院やクリニックによって変わります。
また、すそわきがの治療費用は「高額」ですので、自分のすそわきがの程度はどのくらいで、どの治療法が一番ふさわしいのか、事前に医師とよく相談する必要があります。

すそわきがの手術にはどんな種類がある?

軽度・中度のすそわきがの治療

ビューホット法

日本では2014年8月から始められた新しい治療法になります。
痛みも少なく切らずに治せる方法で、施術時間は約30分と短く、人気が高まっています。
このビューホット法は、確実に効果が見込めますし、日常生活のまま治療を受けられます。

ビューホット法の費用
料金は約30~35万円です。
ただし、1度の施術では治らず、2、3度行なわなければいけない必要があります。
結局総額は100万円近くになる場合があります。

ボトックス注射法

ワキガの治療方法とおなじように、すそわきがではもっともよく使われる治療方法です。
汗が出る神経の伝達物質である「アセチルコリン」の働きを抑え、汗が多く出る多汗症の症状を改善します。
ただし効果は半年から1年程度で切れてしまい、その度に注射を打ち直す必要があります。

ボトックス注射法の費用
1回8万円程度です。
施術時間は約10分と、ほかの治療法よりも手軽にできてリスクも少ない点が人気ですが、保険適用されません。

レーザー治療(電気凝固法)法

レーザーでアポクリン腺を焼き、動きを固めるという治療方法で、局所麻酔をかけ、治療を行う必要があります。
レーザーにより、アポクリン腺の毛根を焼くので、治療の度にアンダーヘアが薄くなっていきます。
何回かに分けて治療を行いますが、傷跡は残りにくく徐々に効果が現れます。
しかし、再発する可能性があります。

レーザー治療(電気凝固法)法の費用
料金は20?30万円前後です。

手術による中度から重度のワキガの治療

超音波吸引法

最近注目されているのが、超音波吸引法で、小さく切開し、超音波を発する機器でアポクリン腺を破壊し吸い出す切る治療法です。
特徴は傷跡が残りにくいのが特徴ですが、しっかりと皮膚にくっついているアポクリン腺を完全に吸い取ることは難しく、取り残しの可能性が高い方法です。


超音波吸引法の費用
治療費は30~35万円程度となっています。

皮下組織削除法

わきが治療では一般的な手術法ですが、すそわきがの治療としては、ほとんど行われません。
皮膚を数センチ切開して、専用器具でアポクリン汗腺を除去していく方法です。


皮下組織削除法は、皮膚を数センチ切開して、専用器具でアポクリン汗腺を除去していく方法です。
わきが治療では一般的ですが、すそわきがの治療としては、ほとんど行われません。
皮下組織削除法は、アポクリン汗腺を完全に除去するのが難しいと考えられます。
患者さんの負担が非常に大きく、現在では一般的な治療ではなくなっています。


皮下組織削除法の費用
費用は、30万円程度です。

男性のすそわきがの一般的な治療・手術方法は?

すそわきがは男女関係なく悩まされる問題ですが、男性のすそわきが治療・手術は、ボトックス注射と手術を行うのが一般的です。
男性は、女性より陰部のアポクリン汗腺の数が少ないため、治療を受けるほど深刻なすそわきがは少ないようです。
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すそわきがを完治できる治療・手術・治療薬は無い

現在、すそわきがを完治できる治療・手術・内服薬・外用薬はありません。
すそわきがを治療しようと全身の汗をおさえる薬をい使ったとしても、効果は一時的なものです。
多汗症に効く薬は、すそわきがの原因であるアポクリン汗には効果が薄いといわれています。

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